2024年3月4日

【コラム】戦略的外部リソースの活用 ~派遣の有効活用~

< 派遣利用の理由 >

派遣労働者数は二百万人を超え確実に企業の皆様の外部リソース活用方法として、派遣の利用は定着してきました。ではなぜ企業が派遣労働者を受け入れているのか厚生労働省の調査では次のような割合になっています。
・「欠員補充等必要な人員を迅速に確保できるため」74.0%、
・「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」50.1%、
・「専門性を活かした人材を活用するため」27.6%、
・「常用労働者数を抑制するため」22.9%

次にそもそも社内ではなく外部リソースを使う理由を考えてみると次のようになります。
・業務量は多く人員が足りないが固定費を増やしたくない
・業務の繁閑がある
・採用が難しい
・退職者が多い
・教育している時間、余裕がない
・より注力すべき業務に時間をさけない
・定常業務が多く、経験値が低くても担当できる
・社内に不足しているノウハウ、経験値を活用したい

外部リソースを使う方法は、派遣労働者の利用、アウトソーシング/BPOの利用、他企業との業務提携、出向受入れ、産学連携、官民連携などが考えられますが、それぞれの方法に特徴、メリット、デメリットがあるため社内での状況、課題を明確にした上で選択する必要があります。しかし、まず最初に浮かぶのが労働者派遣の利用ではないでしょうか。

 

 

< 派遣の有効活用 >

こうして派遣を利用することになるのですが派遣にはメリットもデメリットもあります。
メリット
・なによりも短時間でマンパワーとしてのリソースを活用できます
・短期間での利用が可能です
・派遣会社に委託するだけで採用、選考の必要がありません
・場合にもよりますがコストメリットもあります
デメリット
・就業管理を行う必要があります
・法律で規定した業務、期間に制限があります
・派遣契約で締結した業務以外には依頼できません
・担当業務を教える必要があります
・派遣労働者が変わる可能性があります

ではどうしたら派遣を有効活用できるのでしょうか。デメットが多く、使い難いと考えている企業様の声もお聞きします。
ポイントは派遣利用の目的を明確にし、派遣会社に担当業務を詳細に正確に伝え、できる限り環境も含めて情報を提供することが最初の一歩です。そしてそれらを十分に理解した上で登録者から抽出し、派遣予定者に正確に伝えることのできる派遣会社を選ぶことです。担当業務を事務処理で一括りにしようとするのでは、働く側もモチベーションが持てません。更に派遣労働者受け入れの際、期待していることを的確に伝え、コミュニケーションを取ることも大切です。

当社の派遣サービスでは、担当者がお客様から導入目的、担当業務、環境を詳細にヒアリングし、自ら抽出した上で直接予定者に正確に伝えることでミスマッチを防いでいます。また、同担当者が就業後も直接フォローしています。こうすることで派遣労働者から信頼を得た上でサービス提供しております。
常にご利用企業様、就業派遣者の双方にメリットを保てるように努力しております。