2024年2月28日

【コラム】戦略的外部リソースの活用 ~バックオフィス部門が成長を左右するキーを持つ~

< コア業務の定義 >

バックオフィス部門と言えば必要不可欠なコストセンターというイメージですが通常業務をこなす機能のみで良いのでしょうか。実は会社を成長させる、事業を加速させる非常に重要な施策を展開する部門なのではないでしょうか。
人事部、経理部、総務部の企業活動のキーとなるコア業務とは、どのようなものか考えてみると

例えば
人事部門
・企業は人が動かしている活動体なのでどのような人が所属しているのかは、決定的な要素です。事業にとって最適な人材を如何に揃えるのか採用機能は最も大きなインパクトを与えます。
・的確な人材を採用できたとしても、その人が持てるパフォーマンスを最大限に継続的に発揮させるためには、常にモチベーションを高めて置かなければなりません。そのために評価、報酬等の人事制度の内容が大きな影響を与えます。
もちろんこの他にも教育研修や労務管理であったりコア業務は存在します。
経理部門
・経営判断をする上で最も重要な材料は何か、事業活動から集約した客観的な正確な数値です。事業別のBS,PLのみならず事業状況を的確に把握できる数値要素が必ずあります。それは環境などの違いにより企業毎に異なる内容なのかも知れません。それを見つけられる部門は数値を集約できる部門です。
総務部門
・広報や法務も含めて重要な役割を担う幅広い業務を行う部門においては、コア業務の定義が難しくなりますがデジタル時間において会社のプロモーションの価値は、営業、採用、信用どれを取っても最初に評価される内容であり、印象が深く心に残ります。

< 何をすべきか >

このようなコア業務を具体的に行うには、戦略、施策を考えなければなりません。いわゆるコア業務分野における企画策定実行です。関連する情報を収集し、計画を立てるところ始めるのですが片手間に業務処理の空いた時間にやろうとしても進まないことは多くの担当者が経験していることだと思います。
ではどうするのか。今、世界の経済に多大な影響を与えているのは半導体チップがどのような機器にも入っている程の量をどうやって作っているのでしょうか。従来は多くの産業で設計、製造が一貫していましたが、今や「ファブレス」が台頭しています。設計に注力することでより付加価値の高い製品を生み出し、生産は専門企業に委託する。そこで、最新の機能を持つ大量の高品質な製品が生まれます。
バックオフィス部門も同様に定まった業務は、外部リソースであるBPO、人材派遣を活用の上、運用し、本来注力しなければならないコア業務に集中できる環境を作り出すことが必要となっているのではないでしょうか。

 

当社はお客様企業の課題にあわせ、人材派遣、人材紹介、BPO、コンサルティングを単体または組合せ、コア業務に集中できる環境の構築を支援します。何なりとお問合せ下さい。